ClamAVシグネチャーデータベースの肥大化によるプロセス終了を直す

「メールが受信できない。」
「root@...co.jpからやたらとエラーメールがくる。」
ということで、postfixをアップデートしたときに不具合でも起きたかな?と、思っていましたが、mail.logを読むと、

Apr  1 17:34:31 www postfix/cleanup[580]: 99283A1943: milter-reject: END-OF-MESSAGE from xxx.plala.or.jp[60.36.166.13]: 4.7.1 Service unavailable - try again later; from=<senduser@xxx.plala.or.jp> to=<recieveuser@...co.jp> proto=ESMTP helo=<xxx.plala.or.jp>

どうやら、postfixは動いていて、postfixのメールフィルター「milter」が動作していないようです。
メールフィルターとして動作しているのはClamAVというウィルス検出ソフトです。
アップデートが失敗したのか、それとも、Unofficialシグネチャーが悪さをしたのか・・・。

gentoolinux.hatenablog.com

で、そもそもですが、

ps -ef | grep clam

をやってみても、clamdが存在しません。

/etc/init.d/clamd restart

で、ログを見てみても、スタートして1分ほどで落ちます。

ClamAVclamav-unofficial-sigsもアップデートしてみましたが、効果なく。
そこで、データベースを全て消し、もう一度ダウンロードすることに。
データベースはそれぞれ、

ClamAV Official
/var/lib/clamav

clamav-unofficial-sigs
/var/lib/clamav-unofficial-sigs

にあるため、

rm -r /var/lib/clamav/*
rm -r /var/lib/clamav-unofficial-sigs/*
freshclam
clamav-unofficial-sigs.sh

で、データベースの肥大化が解消し、しっかりと起動しました。