BOSE QuietComfort 20のバッテリー交換

愛用していたBose QuietComfort 20のバッテリーがへたってきたので交換。
BOSEに修理をお願いすると、15,000円で新品交換できるそうですが、もうごく稀にしか使わなくなったので、15,000円ももったいなく感じます。
そこで、バッテリーを自分で交換してみることにしました。
交換例は日本にはあまりありませんが、海外ではよくあるようです。

ポイントは、旧バッテリーに直付されている充電コントローラーボードのサブ基板を外し、新しいバッテリーに移植することです。
新しいバッテリーを半田付けしただけでは、充電時に赤点滅して充電されません。

まずはコントローラーボックスを開けます。
古いイヤホンで、コントローラーボックスを覆っていたゴムラバーは破れていたので、ゴムラバーはえいや!と、剥がしました。
剥がすのが嫌な人は、綺麗に真横をカットしましょう。
コントローラーボックスのMicroUSBの横あたりからカッターを入れて隙間を作り、あとはギターのピックなどを使って、バリバリと剥がしていきます。
LEDがついている面にメイン基盤などが来ますので、LEDが無い面を蓋と考えて開きます。

オープン

メイン基板とバッテリーの赤黒白のケーブル接点は、白いグルーガンのようなもので、断線&ショート対策が施されていますが、ハンダを外すために先が細い何か(精密ドライバーとか)で、メイン基板を削らないように慎重に剥がします。

グルーガンのようなものを剥離したバッテリー接点

半田コテを使って、バッテリーケーブルをメイン基板から剥がします。

外したバッテリー

さらに、バッテリー先端の黄色い透明な絶縁テープを剥がし、バッテリー線が充電コントローラーボードのサブ基板に巻かれているのでクルクルと剥がし、サブ基板とバッテリーを半田コテを使って剥がします。

バッテリー本体とサブ基板を分離

この古いバッテリーに付いている充電コントローラーボードのサブ基板が重要で、このサブ基板じゃないと充電してくれません。

新品のバッテリーにもサブ基板が付いていたので、同じように半田コテを使って剥がし、古いサブ基板を新しいバッテリーにハンダつけし、絶縁テープで巻きます。

そして、元の通り、サブ基板から出ている赤黒白の線をメイン基板にハンダつけして完了です。

新品のバッテリーを接続

バッテリーを両面テープで固定し、コントローラーボックスを閉めます。
剥がしたコントローラーボックスは元に戻らないので、2か所をテープで巻いてみました。

ケーブルハーネステープで巻きます

充電してみたところ、赤い点滅はせず、黄色く光って充電が始まり、数時間後に満充電の緑に変わりました。

充電完了

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ja.aliexpress.com